5P 10版              創刊日 2004年(平成16年)5月1日(米輔日)
私、桂米輔がハリボテ看板の会長をしている
第百三回 例会
《 句 報 》
景太さんのご遺族より、作品の絵葉書をいただきましたので今月の表紙に使わせていただきました。

発行人 : 桂米輔
(C) Katsura Yonesuke2004
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宿題「鍵」>>>>>>>>>>竹森 雀舎 選
秀 句
鍵穴の向うで鬼が秋刀魚焼く        正己
選者評
鍵の題でたくさんの出句をいただきましたが、「鍵」がはっきりと分かる句が少なかったと思います。この句は鬼が秋刀魚を焼く、という表現が面白かったと思います。

互選トップ
鍵穴の向うで鬼が秋刀魚焼く 正己
上位
合鍵を渡す時分が峠かな
嫁はんの口に付けたい南京錠
午前様自宅の鍵が変えてある
任された鍵が重たい日が暮れる
鍵のないカレの名前でパスワード
鍵の束捨てて今日からやり直し
合鍵は二人の仲をお見通し
三丁目鍵は牛乳箱の中
心の鍵はずし視界は無限大
三分で作れる鍵に頼ってる
弘幸
市楼
いちろう
雀舎《軸吟》
志津子

フミ
雅明
久美子
みかこ

席題「鈴」>>>>>>>>>>牧浦 完次 選
秀 句
プライドと欲望だけは鈴なりに 直美
選者評
見栄を張る人間は、外見は立派でも中身は空っぽという輩が多い。“鈴なり”という表現がぴったりでした。

互選トップ
貧乏と聞こえるウチのインターホン 市楼
上位
妻に鈴つけるチャンスを狙ってる
鈴の音が綺麗ですねと熊が言い
鈴虫が十五夜の酒飲めと鳴く
また夜なべハサミに付けた鈴が鳴る
鈴付けた旦那は今日も伝書鳩
賽銭に見合った分の鈴を振る
巫女の鈴神はしずしずいで給う    
完次《軸吟》
あきら
彌三
米輔
正己
正己
完次

上記以外の入選句から
宿題の部
恋愛もマスターキーがあれば好い
鍵穴を覗きおとなになってきた
冷えきった独り住居の鍵をかけ
期待などしていませんとカギ括弧
つい覗く理性に鍵のない教授
引き出しの奥にやもめのキーが住む
犬の目はちゃんと知ってるしめ忘れ 

のぶお
完次
くまひこ
寿
篤信
志津子
席題の部
予鈴なる夢でいまでもとび起きる
鈴つけた母のがまぐちなつかしい
我家では鈴の音ひとつハイあなた
冬の朝鈴で目覚める永平寺
控え目な鈴で思いが通じない
10円とガランガランで神を呼ぶ
志津子
みかこ
久美子
寿
雀舎
直美

前出以外の芸人の句。○は入選句、○無しはボツ句。
宿題の部


防犯と犬小屋にまで鍵を付け      乗るならばきっと飲まぬとキーかける
市楼

席題の部

○ ○

鈴虫がビルの林でリンリンリン
風吹かぬ窓の風鈴汗を拭く
福引の鈴もせわしい年の暮れ       鈴よりも利益呉れそな美人巫女
市楼

米輔



興味のある方、参加してみようと思う方は連絡下さい。
いつでもお待ちしています。連絡先dogachaga@yonesuke.comまで。