5P 10版              創刊日 2004年(平成16年)5月1日(米輔日)
私、桂米輔がハリボテ看板の会長をしている
第百六回 例会
《 句 報 》

発行人 : 桂米輔
(C) Katsura Yonesuke2004
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宿題「まくら」>>>>>>>>>>竹森 雀舎 選
秀 句
寄席通いマクラとサゲがまた楽し        フミ
選者評
味のあるマクラに、客をひきつける噺家の話術は見事なものです。いろんな「まくら」の句がありましたが、異色の句としていただきました。説明句が多い中で、人間の動きが見られます。

互選トップ
我が家では低反発は枕だけ のぶお
同数
ひざまくら空けて待てども来ぬお客 ゆみこ
同数
倦怠期枕の距離に聞いてみる 直美
同数
豊作でキャベツ枕に寝る大根 寿
同数
はよ言うてあんたマクラが長いねん 恵美子
上位
なぜそこに先生の顔枕投げ
恋夢中枕詞は全部カレ
期待するほどでなかった腕まくら
朝帰り使わぬまくら五寸釘
枕しか抱けぬわが身が愛らしい
安物の枕が好きな首の筋
枕から夢がこぼれる不眠症



きょうこ
雀舎
しらり
まさし
雅明
くまひこ



席題「刻む」>>>>>>>>>>牧浦 完次 選
秀 句
沈黙の見合いを刻む鹿おどし        あきら
選者評
見合いの重苦しい空気の中で、鹿おどしだけが甲高い音を立てている情景がよく出ていて、鹿おどしが刻むという表現もすばらしい。

互選トップ
刻んでも繋がっている皿の上 直美
同数
シュレッダー上司の名前を書いて入れ 直美
同数
眠れない時の刻みがひびく夜
上位
小刻みに払う金利がとどこおる
知らぬ間に酒が記憶を刻みだす
暇な夜時計が何かやれと言う
刻みたくないのに幅をきかすシワ
沈黙の見合いを刻む鹿おどし
朝帰りみそ汁の具を切りきざむ
むなしくて意味無くキャベツ刻んでる
しがらみの中で刻んだ好奇心
しっかりと心に刻んで嘘を言う


のぶお
直美
正己
ゆみこ
あきら
しずこ
正己
雀舎
彌三


上記以外の入選句から
宿題
空想をしっかり抱いているまくら
手枕の夢のぞきたい子の寝息
里帰り昔の枕母が出す
沙羅双樹まくらに仏さんになる
寝てる間に足へと移動する枕
枕木の向うに夢がありました
ああついに核を枕に高いびき

雀舎<軸吟>
篤信
南海
完次

昭二
弘幸

席題
フリーター時給千円刻み売り
病室の母が眠って刻むシワ
小刻みにした鮑でも美味でした
背くらべ柱に父のやさしい手
風雪が刻んでくれた老いの皺
お目覚めに刻んだネギと香る味噌
恋ひとつ刻んで汁の実を浮かす
人間を刻んで眠り浅くなる

のぶお
しずこ
寿

雀舎
まさし
ゆみこ
完次<軸吟>

前出以外の噺家の句。○無しは没句。
宿題






一人では出来ないと知る膝枕
高すぎるのも目が覚める小市民
むかし夢今うなされる妻もヒザ
旅先でソバガラ枕欲しい夜具
噺下手長いマクラも笑えない

南海

米輔



席題




石くれに女神が見えた彫刻家
刻むのはパパが上手と押しつける
風雪が刻む地球がうつくしい

米輔




興味のある方、参加してみようと思う方は連絡下さい。
いつでもお待ちしています。連絡先dogachaga@yonesuke.comまで。