5P 10版              創刊日 2004年(平成16年)5月1日(米輔日)
私、桂米輔がハリボテ看板の会長をしている
第百十回 例会
《 句 報 》

発行人 : 桂米輔
(C) Katsura Yonesuke2004
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先月の宴会付の句会の後遺症なのか、全体に低調でしたね。
私もとうとう宿題は出来ずじまいでした。
えっ!低調はあんただけやて…。

宿題「駅」 <竹森 雀舎 選>
秀 句
どないしょ目覚めた時は宇治山田 恵美子
選者評
宇治山田は近鉄電車の終着駅でしょうか。思わず寝込んでしまい「目覚めた時は宇治山田」が、何とも面白く、悲哀を感じさせます。駅にはいろいろな顔があったと思いますが、よい作品が少なっかたのが惜しまれます。

互選トップ
廃線と決まり賑わう老駅舎 雅明
上位
終電は何度もドアを開けてやり
駅前と自慢したけど日に五本
自分史を持って故郷の駅に降り
乗り換えにひと駅ぶんを歩かされ
ピッとしか挨拶しない改札機


志津子
のぶお
篤信
治美
智亜紀


席題「丸」 <牧浦 完次 選>
秀 句 丸書いて平常心をとりもどす
禅寺に丸を一筆描きした軸がかかっていたことがあります。じっと見詰めていると、こちらまで心が丸くなるような気がしました。哲学があります。

互選トップ
丸儲け一年経って丸裸 スペンス
上位
丸い月嫁のスパイか離れない
マルバツで三角のない我が上司
朝帰り我は丸腰卑怯なり
丸い人削った角を内に貯め
花丸をもらった頃は夢あった
丸書いて平常心をとりもどす

のぶお
直美
直美
ゆみこ
ゆみこ


上記以外の入選句から…

宿題
傘二本夕立の駅母が待つ
連休の疲労吐き出すターミナル
哀しみの想い出深い駅が有る
駅近く家賃がぴょんと跳ね上がる
終電車見送る駅に安堵感
ごまかしが出来そで出来ぬ無人駅
新駅舎記憶のページに幕を引く
無人駅今年もバラが咲き乱れ
駅移転つばめも鳩も大慌て
彼を待つ駅の柱は決めてある


のぶお

昭二
圭子
正己
みかこ
弘幸
雀舎<軸吟>

寿
完次


席題
丸い顔昔は顎があったのに
おいしいねその一言に出る笑顔
反応は丸で麻酔の目が覚める
仮出所世の目が刺さる丸ぼうず
政治家は丸くおさめて丸もうけ
初めから部屋が丸いと楽でいい
ひょっとして地球は四角かもしれん
気持ちまで丸くなるよな笑い声
母の日に丸いっぱいの感謝状
指の丸腹の底から出る笑い

圭子
くまひこ
雀舎
寿
のぶお
直美
正己


完次<軸吟>


前出以外の噺家の句。○無しは没句。

席題



丸腰に妻の威嚇はするど過ぎ
丸抱えプロ下請けは特待生
花丸に追い散らされた五重丸

米輔