5P 10版              創刊日 2004年(平成16年)5月1日(米輔日)
私、桂米輔がハリボテ看板の会長をしている
第百二十九回 例会
《 句 報 》

発行人 : 桂米輔
(C) Katsura Yonesuke2004
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宿題「顔」 <竹森 雀舎 選>
秀 句
人間は顔じゃないよとなぜ俺に 圭子
選者評
人間は顔じゃないとはよく言う言葉だが「なぜ俺に」という下五句が大変に効いている。皮肉でもあり、ユーモアでもある、これが川柳の妙味かもしれない。

互選トップ
人間は顔じゃないよとなぜ俺に 圭子
上位
寝顔にはいつも素直になれるのに
お名前は今さら聞けぬ顔見知り
一言が素顔のぞかせぼろを出す
名簿用十年前の写真出す
名バッター顔でもぎとるファーボール

くまひこ
もとこ
もとこ

いっぷく

席題「明日」
<牧浦 完次 選>
秀 句
明日はもう地球がないと飲みつくす まさし
選者評
川柳は時に大げさに誇張することで成功することがあります。そのよい例でしょう。ただ毎晩の科白にするのは問題です。

互選トップ
明日の事考えすぎて今日になる 直美
同数
明日の事判らないから生きている 完次
上位
今かえせ半分だけでも金かえせ
今日からは明日からはと先のばし
笑い声明日につながるエネルギー
禁煙は明日からという五年前
いつまでも明日があるのさ俺の明日
明日には友か知らんが今日は敵
見えぬ明日見えても恐いでも見たい

哲ちり
もとこ
いっぷく
直美
哲ちり
あきら
爪弾

上記以外の入選句から
宿題
満面の笑みを湛えて目はこわい
仕事終え真顔に戻る更衣室
真冬だが今日の私は春の顔
顔からは判らん他人の心内
素っぴんもきれいと思う年の功
夜勤明けわが子の寝顔しみじみと
人らしく生きて素顔が美しい
朝帰り顔が物言う針の山
車内では女を捨ててメイクする
ひょっとこに惚れたおかめがルージュひく
淀の駅すっからかんの顔並ぶ
人相見必死で笑いこらえてる
産声に流す涙は母の顔

あきら
もとこ


しらり
みかこ
雀舎(軸吟)
彌三
直美
正己
完次
爪弾
いっぷく

席題
明日葉が桧の横で背伸びする
気がつけば明日が期限のくり返し
明日がくる一歩手前でひきかえす
大晦日までも律儀に笑う鬼
明日の予定詰まっているとサイフ言う
監督の視野に明日の夢がある
明日の糧喰い散らかしてメタボ腹
明日は明日今日のビールを注いでいる

正己
もとこ
くまひこ
あきら

雀舎
まさし
完次(軸吟)

前出以外の噺家の句。○は入選句。○無しはボツ句。
宿題




つき合わすおもろい顔とつき放す
初春にほころぶ顔の福笑い
この顔にピンときたこと未だ無い

市楼



席題




この決意明日の俺にどうつなぐ
明日からは酒はやめてと来た使い
今日はダメ明日明日でケセラセラ

米輔




興味のある方、参加してみようと思う方は連絡下さい。
いつでもお待ちしています。
連絡先dogachaga@yonesuke.comまで。