5P 10版              創刊日 2004年(平成16年)5月1日(米輔日)
私、桂米輔がハリボテ看板の会長をしている
第百四十八回 例会
《 句 報 》

発行人 : 桂米輔
(C) Katsura Yonesuke2004
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今回は天神祭船渡御を眼下に眺めての記念句会です。
例会に先立ち年間秀句の発表がありました。

平成二十一年度 年間秀句賞

宿題の部 <竹森 雀舎 選>
大 賞
背を向けてするりとおとす長襦袢 くまひこ
選者評
全体を構成するリズム、内容、表現ともに文句のない格調の高い川柳だとおもいます。まさに短詩文芸の逸品の作品です。
佳 作
過ぎし日へ針戻したい腕時計 篤信
待ちぼうけ女に愛を試される 海太
席題の部
<牧浦 完次 選>
大 賞
七色のアートな爪に火を灯す あきら
選者評
「七色のアートな爪」で派手な生活を、一転「爪に火を灯す」でけちけちした生活をと、天と地の差を見事な比喩で柔らかく表現した。秀句に価する一句だと評価いたしました。
佳 作
ねじ山をひと山切って進む道 まさし
お見合いの写真に添えてある粗品 直美
ユーモア賞
<桂 米輔 選>
大 賞
初夢は鮪で鯨を釣っていた 寿
選者評
このところ日本の食文化を諸外国が、あれもいかんこれもいかんと言うように、何かと制約をしようと言う動きが活発になっております。日本人の大好きな鮪は何とか養殖のめどがたちましたが、鯨、こちらの方はまだまだで。この句のように養殖の鮪で鯨をどんどん釣り上げる事が出来たらと。スケールの大きな句です。
佳 作
派手な妻地味な夫で収支たつ
頼むから普通に来てと参観日 もとこ
続いて宴会の前にいつもの句会。

宿題 「番号」
<竹森 雀舎 選>
秀 句
番号で呼ばれ手札を確かめる 智亜紀
選者評
近頃は窓口でも番号で呼ばれることが多いのですが、つい手札を確かめることが多いようです。実感句としていただきました。
互選トップ
レッカー後ナンバーだけのアスファルト 光一郎
上位
憶えない暗証番号手が憶え
この電話出るなと表示が教えてる
金庫番ある日突然認知症
徹夜して整理番号二00番
番号を指が覚えたその昔
ゲンが良く悪くも読める受験票

のぶお
圭子
みかこ
完次
くまひこ
歌之助

席題 「道具」
<牧浦 完次 選>
秀 句
地獄でもコンピューターで舌を抜く 直美
選者評
政治家を始め、舌を抜かれる亡者共が、地獄に押し寄せて捌ききれなくなっている。そこで地獄では、コンピューター制御の「舌抜き機」を導入した。作業能率はぐんとあがったということである。今に「地獄八景」にも登場することだろう。
互選トップ
受け継いだ道具に腕が追い付かぬ 直美
同数
職人の手業に勝る道具なし
なお
上位
渓流に竿は一流腕二流
道具立てばかり凝ってるへぼゴルフ
釣り道具新調しても引き弱い
こだわりと自慢がつまる道具箱
道具持つ猿と人との分かれ道
道具だけ揃え眺めてご満悦
盛り付けは夜店で買った魯山人
ドラえもんネタが無くなる一万話

寿
昭二
恵美子
もとこ
米輔
治美
正己
弘幸

上記以外の入選句から。
宿題
成績がなんだ番号がなんだ
一桁の番号期待で潰される
下足札いまだ吉田の23
一番が好き席順が最後でも
足首の番号付いて人となり
背番号未だ貰えず職探し
番号を諳んじるほどかけたのに
出たんですひょんな事から7三つ
番号のひとつひとつにある思い
悪いのは番号ちゃうで君の運

完次
のぶお
くまひこ
まさし
篤信
弘幸

正己
雀舎(軸吟)
治美

席題
こだわりと自慢がつまる道具箱
買うだけでなんでもできる気になれる
身の程に合わせ算盤仕事する
釣れぬのは道具のせいと言いたそう
言いわけに子を小道具に若いママ
女から遊び道具にされている
パン焼き器一回使いオークション
鉦太鼓踊る体に気合い水


もとこ
もとこ
篤信
雀舎
寿
完次(軸吟)
なお
まさし


前出以外の噺家の句 ○は入選句 ○無しはボツ句
宿題



一番を狙わにゃなれぬ五番にも
名前より証書番号先聞かれ

歌之助


席題






噺家の扇子筆にも徳利にも
人の欲撒き餌で誘うねずみ講
使い方見ずに使えたあの頃は
この道具使わず眺め磨くだけ
スイッチもダイヤルも無いハイのテク

米輔

歌之助










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興味のある方、参加してみようと思う方は連絡下さい。
いつでもお待ちしています。
連絡先dogachaga@yonesuke.comまで。