5P 10版              創刊日 2004年(平成16年)5月1日(米輔日)
私、桂米輔がハリボテ看板の会長をしている
第百五十二回 例会
《 句 報 》

発行人 : 桂米輔
(C) Katsura Yonesuke2004
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今月はいつもの道頓堀の「治兵衛」さんで、恒例の一月早い忘年句会。
宿題の部
「薬」
<竹森 雀舎 選>
秀 句
背で聞いた母の言葉がいま薬 哲ちり
選者評
幼き日、母が繰り返し言ったことばが耳の底に残っている。それが今になってはいい薬となっている。母を思う一句だと思う。
互選トップ
薬箱惚れ薬だけ補充する 弘幸
同数
腹八分残りの二分にサプリ詰め 雅明
上位
反抗期効くか効かぬか灸を据え
ベトナムの生水すごいやせ薬
富山から紙風船はやってくる
薬にも毒にもなれず半世紀
美白薬試してみるか黒い腹

みかこ
あきら
くまひこ
甚六
直美

上記以外の入選句から。
宿題
ケロイドにメンタムを塗り聖少女
自分では削除出来ない処方箋
傷心の特効薬に君指名
ママの手はノーベル級に効く薬
今日もまた地味に生きたね薬箱
胃薬で忘年会を締め括る
失敗も薬だまって見てやろう
胃腸薬要るほど薬渡される
スパイスを効かせりゃ毒も知られまい
一服の煙草が勝る時もある
役人の袖から薬覗いてる

銀次
みかこ
なお
もとこ
甚六
篤信
雀舎(軸吟)

直美
南海


今回は忘年句会ですので、乾杯の後はお遊びの割り句。
割り句
<牧浦 完次 選>
選者評
割り句には、遺跡の発掘等に見られる、不規則な土器の破片から、埴輪や壷を組み立てる難しい作業に似たところがあります。それだけに出来上がる喜びがあるし、選者はその苦労とセンスを汲み上げなければならない。
上五、中七の他人の出した無責任な題を下五でまとめます。
一回戦
秀 句

非常ベルダメ出しをする霊柩車

軸 吟
気晴らしに会いに来たのに膨れ面 完次
入選句
今日もひま進駐軍が見張ってる
彼岸花ビール注がれて三回忌
クリスマスきれいな人だ検察だ
懲役にあきらめないでまだ五十
伊勢海老の執行猶予いけす行き
地底人人間らしく酒も飲む
こまるのは股を拡げて逃げるタコ
命日に終電走る灯も消える
ほろ酔いのサツマイモですのどつまる


爪弾
銀次
光一郎
なお
治美
くまひこ
もとこ
あきら

二回戦
秀 句

われ鍋がロカビリー歌手つれて逃げ

雀舎
軸 吟
天ぷらと傘さしてゆく老いた猫
完次
入選句
水割りに皆んなで渡れジャンギャバン
肩がこるおかちめんこもかさぶたも
あんた誰窓を開ければ裕次郎
衣替え卑弥呼だったと今喪服
毛がうすいまあまあですな高島田
スピーカーよくよくアカン叩いたろ
寒々とちちんぷいぷいせやさかい
あらさがし道頓堀が泣いている
うさぎはね心の中に月を抱く

銀次
くまひこ
哲ちり

寿

正己
みかこ
爪弾

ほろ酔いでめでたくお開きでした。




興味のある方、参加してみようと思う方は連絡下さい。
いつでもお待ちしています。
連絡先dogachaga@yonesuke.comまで。