5P 10版              創刊日 2004年(平成16年)5月1日(米輔日)
私、桂米輔がハリボテ看板の会長をしている
第百六十三回 例会
《 句 報 》

発行人 : 桂米輔
(C) Katsura Yonesuke2004
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宿題の部
「どろどろ」
<竹森 雀舎 選>
秀 句
どろどろに煮詰め良薬ほろ苦い 智亜紀
選者評
「どろどろに煮詰める」と言う言葉がぴったりでした。そして「良薬ほろ苦い」と言う句があたかも一対の名画のように出来上がりました。文句なしの秀句としていただきました。
互選トップ
どろどろのシャツに酒量を聞いてみる 直美
上位
レシピにはそこまで炊けと書いてない
美辞麗句並べて隠す腹の底
どろどろの地盤に悩む夢の国
発端は隣の芝生青いから
泥まみれになって心が晴れてくる
どろどろの体笑顔で叱る母
どうしても足の抜けない深情け

直美
弘幸
のぶお
正己
爪弾
篤信
完次

席題の部
「階段」
<牧浦 完次 選>
秀 句
就職もパパの背中に乗ってます みかこ
選者評
朝日新聞に「おやじの背中」というコラムがあります。「階段」と言う題で、おやじの背中を階段に見立てた着想が素晴らしい。七光りが輝いて良い結果が生まれたことでしょう。
互選トップ
一言が出世階段踏み外す 正己
上位
一階で事が足るよう暮してる
リハビリの階段汗をしみ込ます
階段の手すりをつけてながめてる
蛙の子エスカレーター七光り
上ばかり見れば息切れひと休み
階段のてすりに恩をうけている
だまし絵のような階段持つ女

爪弾
完次
海太
正己
みかこ
完次(軸吟)
米輔

上記以外の入選句から。
宿題
ドロドロと雪崩を起こす夏化粧
にこやかに握手しながら足を踏む
どろどろにもがいた時も過去となる
煮崩れて愛はそのうち慈悲となる
どろどろに妻のマグマが煮えたぎる
うどんすき残りに誰も手をつけず
どろどろの血液やけど元気です
凡人の悪を隠した血が重い
どろどろに融け出た愛がわるさする
どろどろな話が好きなうるさ型

なお
もとこ
昭二
爪弾
雀舎(軸吟)
寿
まさし
正己
海太
完次

席題
あの世へのエスカレーター逆走す
物干しが遠く感じる一軒家
被災地の階段まるで飴のよう
階段をただ見あげては腰掛ける
酔っぱらい階段ただの道に見え

爪弾
みかこ
雀舎
海太
彌三

前出以外の噺家の句 ○は入選句 ○無しは没句
席題



スカイツリー脚力自慢寄せつけず
投票がすめばさっさと行く牛歩

米輔



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いつでもお待ちしています。
連絡先dogachaga@yonesuke.comまで。